コラム
任意売却と買い戻し
事例集 | 2011年9月19日
本人(Cさん)・52歳・男性・サラリーマン男性)、妻 パート
子供4人(25歳、14歳、10歳、8歳)
- 不動産土地 146㎡ / 建物 130㎡(5LDK)築13年
- 購入価格3,400万円
- 借入額3,300万円
- 借入残高2,640万円
- 相場価格約900万円
- 年収430万円
債権者
- 住宅金融公庫 1,420万円
- 年金 1,220万円
ちょうど、1年前の夏、フリーダイヤルにて相談の電話が入りました。
相談は次のとおりでした。
『購入時年収900万円あったのですが、4年目に会社の状態が悪くなり年収430万円までに激減してしまったのです。月々11万円ボーナス時50万円のローンお支払をするためにカードローン、信販系6社。
合計600万円に膨れ上がりどうする事もできなくなりました。
ただこの家には執着があり手放したくないのでなんとか長男に購入してもらい住み続けたいのです。』
Cさんは任意売却で長男に購入してもらうことを希望しましたが
- 債権者から親子間売買を認められない
- 通常、親子間売買の場合、銀行融資の承認が下りない
という2点をクリアしなければならなくなりました。
1.については何とか交渉して債権者から了解を得ましたが、2.については私の会社でもよく利用させてもらうZ銀行の担当者でも最終的にCさんが破産をしているという理由で、融資の承認が下りないという結論に至りました。
最後の手段として
協力業者に買取りをしてもらい長男に転売すると方法を取りました。
協力業者に買取りをしてもらい長男に転売すると方法を取りました。
①Cさん⇒協力業者
売買価格 900万円
[内訳]
- 住宅金融公庫780万円免責
- 年金50万円免責
- 抵当権抹消等5万円全額支払い
- 引越代30万円
- 仲介手数料35万円全額支払い
合計 900万円
引越協力金 60万円
②協力業者⇒長男
融資額 1,430万円
[内訳]
- 売買価格1,290万円
- 抵当権設定23万円
- 仲介手数料47万円
- その他60万円
合計 1,430万円
以上の様に実務期間1ヵ月半程で長男への買戻しは終了しました。
今回は長男が役所に勤務しているということが買戻し成功の要因だと思いました。
後日、Cさんから体験談を頂きました。

実際のかかった時間は短かったのですが、ここに辿り着くまで約2年かかりました。
しかしこうした手紙を読み返すととても達成感を味わったあの時の事を思い出します。






